ボーイズ・ライフを観た。
10代のレオナルド・ディカプリオが主演。
ディカプリオは91~92年に「愉快なシーバー家」に出演し、93年に本作と「ギルバート・グレイブ」に出演し演技力を高く評価され、広く認知されたという。
原作はトバイアス・ウルフの自伝小説。ディカプリオはトバイアス・ウルフ(愛称トビー)を演じる。
トビーの両親は離婚し、トビーは母と二人で暮らしていたが、母の再婚に伴い、コンクリートという田舎街に引っ越す。
母の再婚相手ドワイトはロバート・デ・ニーロ。はじめのうちは海軍出身でとても優しい男に見えたが、再婚後に最低な父親であり夫であることが徐々に分かっていく。トビーのアルバイトの給料を奪い、トビーの大事にしていた銃を売り払い、トビーをなじり暴力を振るう。
トビーが酷い仕打ちを受けていても、トビーの母はトビーをかばおうとしない。現実を直視できないのだ。
両親を信用できないトビーは大学進学により、コンクリートを出ていこうと思う。しかし、トビーの成績は悪いためまともな方法では大学進学は到底無理だから、成績表を改ざんする。トビーの努力のかいあって大学進学と奨学金を得ることができたのだった。
最後にはトビーの母は我慢できず、トビーと一緒に家を出ていく。
ハッピーエンド
この映画を観た直後、酷いストーリーだと思った。ドワイトが質が悪いのは仕方ないとしても、母親もクズすぎる。クズだった母親が最後の最後に改心するが、それでハッピーエンドでいいのか。
百歩譲ったとしても、街を出るというトビーの最大の目的に成績表の改ざんという手段を使う割にハッピーエンド然としているのは納得がいかなかったのだ。
その後、自伝小説ということを知り、考えが少し変わった。どこまでが事実なのかは分からないが、事実通りだとすれば、クズ母親については仕方ないと思うことにした。まだまだ女性差別の時代で、女性が自立していくことは簡単ではなかったのだろう。それで、日々夫の我が子に対する暴力や妻である自分を全く尊重しない態度などの小さな問題からは目を背けていたが、最終的に決心し男の支配から自立していくという見方もできるなと思った。
しかし、成績表改ざんによる大学進学はハッピーエンドにふさわしい結末だったのだろうかという点はあまり変わっていない。事実そうであったとしてもそれで良かったのかという疑問は残る。
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