「アルカトラズからの脱出」を観た。1979年ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演。 題名の通り、アルカトラズ刑務所から脱出する実話である。アルカトラズ刑務所は凶悪犯を収容している刑務所であり、サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島全体を刑務所にした造りになっていて、監獄を抜け出しても周りが海に囲まれているので逃げられない。この話のあと一年後に、刑務所は閉鎖されている。現在は観光名所となっている。 「ザ・ロック」という映画では、テロリストがアルカトラズ島の観光客たちを監獄に閉じ込め人質にする。唯一脱獄したことのある男ショーン・コネリーがこの島に忍び込む任務を受ける。 独房の通気孔の周りのコンクリートをスプーンでちょっとずつ削っていく。通気孔の絵を描き、穴の部分にはめ込みカモフラージュしたり、自ら作った精巧な人間の頭部の模型をベッドに置き、看守たちには問題なく寝ているように見せているなど、脱出経路を掘ること以外にも用意周到に行っていき最終的に島を抜け出すことに成功する。 この後、脱出した3人は見つかっておらず、どうなったかは本当のところ分かっていない。公式にはサンフランシスコ湾で溺死したことになり捜索は完了している。 クリント・イーストウッド演じるフランク・モリスはIQ130あった天才らしく、このような周到な計画を立案できたのだろう。物語の後半くらいからは脱出がうまくいくことは知っているので、どんな危機が及んだとしていてもニアミスで済むということが分かるので、あまりドキドキしない。これは実話の欠点でもあると思える。とはいえ、当初の計画の4人目は脱出に失敗しており、なかなかかわいそうである。