川端康成の「雪国」を読んだ。
噂にたがわず、素晴らしい作品だった。
一つは日本語の美しさ。三島由紀夫を読んだときもその日本語の美しさに圧倒されたことを思い出したが、川端康成の日本語のうまさはあの種のギラギラした日本語の凄みではない。三島の言葉を金閣のような黄金の建物の美しさに例えると、川端の言葉は自然の流れるような美しさかと思う。
物語は読んでいると、?となる箇所がいくらかでてきた。登場人物がセリフとして話している言葉と、それから受ける私自身の論理が一致しないのである。今後、再読して考えていきたいと思う。
川端康成の作品では、「伊豆の踊り子」は昔読んだことがあったが、薄い文庫本の1/4くらいの文量の短編だったから感じられなかったが、「雪国」は薄い文庫本一冊分の長さがあるから良さに気づくことができた。
「舞姫」と「古都」を今年中に読みたいと思っている。少なくともどちらかは読みたい。
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