スキップしてメイン コンテンツに移動

雪国を読んだ

 川端康成の「雪国」を読んだ。

噂にたがわず、素晴らしい作品だった。


一つは日本語の美しさ。三島由紀夫を読んだときもその日本語の美しさに圧倒されたことを思い出したが、川端康成の日本語のうまさはあの種のギラギラした日本語の凄みではない。三島の言葉を金閣のような黄金の建物の美しさに例えると、川端の言葉は自然の流れるような美しさかと思う。

物語は読んでいると、?となる箇所がいくらかでてきた。登場人物がセリフとして話している言葉と、それから受ける私自身の論理が一致しないのである。今後、再読して考えていきたいと思う。


川端康成の作品では、「伊豆の踊り子」は昔読んだことがあったが、薄い文庫本の1/4くらいの文量の短編だったから感じられなかったが、「雪国」は薄い文庫本一冊分の長さがあるから良さに気づくことができた。

「舞姫」と「古都」を今年中に読みたいと思っている。少なくともどちらかは読みたい。



コメント

このブログの人気の投稿

最初の投稿

映画を見たり、本を読んだ後の感想をここに書いていこうと思う。 今まで、映画を見っぱなし、本も読みっぱなしだったので、あらすじや背景や感想を書いていく。個人的な備忘目的とする。

人間万事塞翁が馬

 10年前の旅行について文章を書いている。 その際に、かなり詳細にいつどこに訪れたかを調べている。あの頃はスマホを持っていなかったので、デジカメで撮影していた。デジカメに一応タイムスタンプ機能がついていて、撮影時間はデータに記録が残っているから今でも分かる。しかし、このデジカメの中の時刻はすぐに狂うので、実際の時刻との「差異」が出てくる。その時の差異は今さら調べようがない。 しかし運のよいことに旅行の直前にPCの画面を撮影していた。画面には時刻が載っていなかったが、かわりにツイッターのツイートが載っていた。つまり、そのツイートの時刻とデジカメのタイムスタンプを比較すれば、「差異」が分かる。 何の気なしにPC画面を撮影した行動が10年経った今になって役に立つとは、人間万事塞翁が馬である。